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「MIS CAST」
評価:
井上陽水,岡田徹,白井良明
ユニバーサルミュージック
¥ 1,777
(2005-03-30)

JUGEMテーマ:音楽

沢田研二 × 井上陽水の組み合わせの妙を言われるこのアルバムだが、アレンジャーの白井良明のアクの強さも、かなり顕著。
このアレンジは、果たして正解なのだろうか?

電子音の多用は、80年代では仕方ないにしても、全体のスカスカ感は否めない。
摩訶不思議な雰囲気を醸し出してはいるけれど。
こういったシンセサンザーアレンジの部分から風化しはじめているように聴こえるが、唯一無二の沢田氏の声と、井上氏の良質な楽曲の力が、古さに拮抗している。
何とも言えない三つ巴。

ほんとうに、この頃の井上氏の「いっそセレナーデ」的な楽曲は、沢田氏にぴったり。
沢田氏専属になってほしかったくらいである。
普段自分のために作るときには書けない「今夜もモテてモテて」といった詩が書けた、と、当時井上氏が話していたのがおもしろかった。
井上氏が一曲だけでなく、アルバムごと担当させてほしいと申し出たのは、「ジュリー」にインスパイアされたからに違いない。
素晴らしい化学反応が起きたのである。

このアルバムでの井上氏は、なんとなく、ジェームズ・スチュアートやケーリー・グラントに自分を投影し、ブロンド美女たちと恋と冒険を繰り広げたヒッチコックみたいに思える。

井上氏のライブでの、疾走感に溢れた「ジャスト フィット」が、ズルい。
そのアレンジで沢田さんに歌わせてあげて、と、思ってしまった。

「ジャスト フィット」を世に送り出しただけでも、このアルバムは意義があったと思う。
いやいや、「Darling」も「How Many "Good Bye"」も、タイトル曲である「ミスキャスト」も、素晴らしい。
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