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「硫黄島からの手紙」
評価:
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ワーナー・ホーム・ビデオ
¥ 980
(2009-08-05)

 JUGEMテーマ:映画

アメリカ人の撮った映画にしては、これまでになくまともな日本が出てきた。
まず、中国と混同していない。
これまでは、アメリカ人にとってアジアの国々の違いなど、どうでもいいんだな、と思われる映画ばかりだったが。
出てくる俳優も、中国人でなく、日本語をきちんと話せる日本人ばかり。

日本の陸軍と海軍の連携ができていないところや、山本五十六の乗っていた航空機が撃墜されてから、到着時間を先方に知らせる暗号は打たない、など、細部にも気を配り、よく調べて製作したのだろうなあ、と思った。
アメリカ人が撮ったにしてはよくできている、というレベルは越え、ひとつの映画として評価したい。

逆に、日本人なら、これほど淡々と描けただろうか、と思う。
司令を無視し、部下を引き連れて無謀な突撃をする者、万歳と叫んで手りゅう弾で自決する者、投降した果てに米兵に殺害される者、戦前はアメリカ人とも交流があり理想もあった者、すべて、弾丸の前に等しくはかない姿が、乾いた筆致で語られる。
もし日本人の手によったなら、湿った人情をもっと盛り込んだおそれがある。
こういう映画を作るのは、日本人には難しいかもしれない。
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