<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「崖の上のポニョ」 | main | 「M:i:III 」 >>
「ハンニバル・ライジング」
 JUGEMテーマ:映画

アンソニー・ホプキンスのハンニバル・レクターは印象強烈だった。
「羊たちの沈黙」でのハンニバルの総出演時間は十五分ほどだと聞き、そんなに短かかったのかとびっくりした。
それほどまでに、ハンニバルの存在感と悪の魅力が映画全体を支えていた。

若き日のレクター役の人は荷が重そうだなと心配になる反面、映画のプロモーションで日本を訪れたこのフランスの若い俳優さんが、大勢集まった記者たちを前に、「このような美しい記者会見ははじめてです」と、フランス語で挨拶したのを見憶えているわたしは、期待もしていた。
そして、期待に違わず、彼は若きハンニバルを好演していた。
優雅で、恐ろしかった。
やはり、ハンニバルみたいな人は、アメリカではなく、ヨーロッパのどこかから現れそうな感じがする。

リトアニアの伯爵家に生まれたハンニバルの複雑な人格形成の背後に、凄惨な戦争体験のあるのが、映像でよく伝わってきた。
戦争はむごい。

ハンニバルがはじめて人を殺める場面は、まさに「肉斬り」といった様。
日本人である叔母を、卑猥な言葉で侮辱した肉屋の醜く太った体に、ハンニバルの振りかざす日本刀が、幾度もすうっと流れる画は、様式美を醸していた。


リス・エヴァンスが、めずらしく、凛々しい悪役を務めていて、「ノッティングヒルの恋人」や「ヒューマン・ネイチュア」といった映画のときとの、顔つきのあまりの別人さに、「似ているけど、リス・エヴァンスだろうか」と、半信半疑でしばらく観ていた。
* 10:37 * comments(0) * trackbacks(0) *
スポンサーサイト
* 10:37 * - * - *
 コメント
 コメントする









 この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 トラックバック