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「映画 ハゲタカ」
 JUGEMテーマ:映画

金融界を描いた日本映画の中では、これまで観た中で、最もよくできていたと思う。
それでも、リーマンショック以降、見えに見えてきた現実の経済の狂騒加減が十分描けていたとは思えないが。

いや、日本の経済界なんて、あんな感じで、案外、生ぬるいものかも。
鷲津が「日本を買い叩く」と豪語した頃、確かに日本企業は敵対的買収におののき震えていた。
あの経験が、日本経済にとって荒療治になったか、今や、経済で何が起きても、「想定内」の感がある。
バブル崩壊も経験しているし、よほどのことでない限り、驚かない。

そして、映画というものは、直近の経済状況を写しこもうとしても、撮影を終えて公開するまでのタイムラグによって、どうしても流れの速い現実の経済に遅れをとる結果になってしまう。
おそらく、リーマンショックをふまえて筋書きを組み立てたのだろうが、残念ながら現実世界の過酷さを消化しきれていない風に見えた。


それでも、キャストがよくて、引き込まれた。
テレビシリーズで描かれた、鷲津という人の複雑なキャラクターは、深みがあって魅力的だし、いつも敵対しているかに見える東洋テレビの三島記者と、眼には見えない昔の絆でつながっているのが、大人っぽくて好きだ。
劉一華の男前っぷりも際立っていた。
ホテルのバーラウンジで鷲津と劉が差し向かいで静かな戦いを繰り広げるシーンは、働く男の色気に溢れていて、鼻血が出るかと思った。
こんなドラマがまたあったら、絶対観る。
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