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「マイケル・J.フォックス  愛と栄光の小さな巨人(リトル・ビッグスター)」
「アクターズスタジオ インタビュー」を見て、久しぶりに本棚から出し、開いてみた。

「1987年5月15日第1刷発行」で、わたしの持っているのは、1992年9月10日付の第6刷。
1976年のカナダのテレビシリーズでのデビューから、1990年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART掘廚泙任虜酩焚鮴發函∨富な写真が収められている。
最初にパーキンソン病の症状の出たのが1990年、病名の判明したのが1991年だというから、その直前までの彼の記録、ということになる。もっとも、彼は病気を長く公表しなかったので、わたしは何も知らずに、彼の出演作を見て、笑い、楽しんでいた。

やわらかそうな金髪に青い瞳。白人らしい外見を持っている彼の、いちばんの特徴は、小柄であること。
学校中で騒がれるほどのアイスホッケー選手だったのに、プロになるのを諦めたのは、「三つ年下の妹と双子に間違われた」ほど小さな体のせいらしい。
マイケルがいくら器用ですばしこくても、”氷上の格闘技”といわれるアイスホッケーのむくつけき選手にタックルされたら、はね飛ばされてしまいそう。

プロスポーツ選手としては致命的な、また、俳優としても不利だったかもしれない”小柄であること”が、しかし、マイケルの場合、この上ない長所になり得ている。
小動物みたいに敏捷で、バスケットボールがうまく(『ティーンウルフ』)、ロレインをメロメロにさせるほどスケボーをかっこよく乗りこなし(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)、ギターも弾きこなす(『愛と栄光への日々』)彼を見るとき、あの小さな体に、どれだけのエネルギーが詰まっているのだろうと、眩しかった。

彼が自らの病気を、どうにも隠し切れなくなって公表したとき、誰もが驚いた。パーキンソンは神経系の病気で、身体に震えの起きる症例を、みな知っていたからだ。テレビで見るマイケルには、ちっともそんな兆候は見られなかった。
観客を前にして撮影するシチュエイションコメディ「スピン・シティ」では、体の震えを抑える薬を服用しながら、シーズンとシーズンの間には、頭蓋骨に穴を開けてする手術を二度も受けての番組出演だったことを、雑誌やテレビのインタビューで、彼は語った。

その後、彼は、パーキンソン病治療のための財団を設立した。

葛藤はいろいろあったろうが、病気の発症について、そして今後の治療と俳優としてのキャリアについて語るマイケルは、映画の中で彼の演じた数々のキャラクターがそうであったように、楽天的で、前向きだった。
有名な俳優である自身の言動が、社会と、ほかのパーキンソン病患者に与える影響を、常に考慮しながら、悲観的でも投げやりでもなく、淡々と自身の難病を語る彼は、とても聡明で、強い。
映画の中の彼の、不思議に人をひきつける魅力の秘密に、触れた気がする。

「アクターズスタジオ インタビュー」は、2005年のものだった。
マイケルは四十四歳になっていたはずだが、童顔は健在で、相変わらず若く見えた。



マイケル・J.フォックス―愛と栄光の小さな巨人(リトル・ビッグスター)
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 コメント
あたたかいお言葉、ありがとうございます。
今、手紙の内容を考えている真っ最中です。

ではまた、返事が来た時にコメントさせていただきます。
** まあ * 2008/08/21 10:09 AM *
>まあ さん。

コメントは、いつでも、お待ちしています!

お手紙、がんばって書いてください。
まあ さんのお気持ちは、きっとマイケルに届くでしょう。
** miraiho * 2008/08/20 2:45 PM *
こんにちは。

返事が来るとは考えてもいなかったので、うれしいです。
送り甲斐があります。
アドバイスありがとうございます!
いつになるか分かりませんが、返事が来たら、報告させてもらってよろしいでしょうか?
** まあ * 2008/08/19 7:00 PM *
まあ さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

マイケルのような世界的スターの場合、世界中からファンレターが届きますが、全員に、何らかの形で返事をくれるはずです。

わたしの十代の頃は、『ロードショー』や『スクリーン』といった映画雑誌に、人気俳優たちのファンレターの宛先が掲載されてい、「○○さんにファンレターを送ったらこんな返事が来ました!」という記事が、よくありました。
今でも、あるかしらん。

わたしは、イギリスのモンティ・パイソンというコメディグループのメンバーであるマイケル・ペイリンという人にファンレターを書いたことがありまして、直筆サイン入りのフォトカードをいただきました。

わたしの母は、若い頃、エルヴィス・プレスリーにファンレターを送って貰った、タイプライターの文章の印刷されたA4くらいの紙に、本人の直筆サイン(確か印刷でした)のある返信を、大切に保管していますよ。

ファンレターを送る際は、まあ さんご自身のご住所を、はっきり記しておくといいでしょう。

現在のマイケルは、自身の病気の治療に専念せざるを得ない状況ですので、連絡先が、「ファンレターの宛先」というより、「財団への寄付の宛先」になっていますが、お手紙は、ちゃんと届くと想います。
英語でお手紙、頑張ってくださいね。
好きこそものの上手なれ、ですよ!
** miraiho * 2008/08/19 12:47 PM *
はじめまして、まあと申します。
このようにコメントをすることに慣れていないので失礼があるかもしれません。
失礼な事があったらすみません。

私は中学生です。
小学生の時にBTTFを見て、その時からずっとファンなのです。
彼が病気だと知ったのは、中学校に入ったときくらいです。
その時、手紙を出したい気持ちは山々だったのですが、当時は中学校に入ったばかりだったので英語なんて とてもじゃないけど書けませんでした。
まだまだ未熟ですが、前よりは書けるかな…と思い、この夏休みを利用して(あと少しですが…)エアメールに挑戦しようと思います。
そしてこのページにたどり着きました。

他の方のコメントのお返事に、とても詳しく住所を載せてくださっているので、私にとってはすごく嬉しいです。
miraihoさんが載せてくださっている住所で、エアメールを送ろうと思います。
苦手な英語ですが、チャレンジしてみようと思います。
大好きなmichael J foxさんに、少しでも想いが伝わるように、がんばります。
miraihoさん、ありがとうございました。
** まあ * 2008/08/18 9:58 PM *
Y さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
以前の記事へのコメントだったので、気づくのが遅れてしまいました。ごめんなさい。

マイケルは、映画だけでなく、その明るさ、病気までもが、人々を励ましていますね。

さて、パーキンソン病リサーチ財団の住所ですが、HPに載っていました。以下です。

The Michael J. Fox Foundation for Parkinson's Research
Church Street Station
P.O. Box 780
New York, NY 10008-0780


HPのURL
http://www.michaeljfox.org/index.cfm

HP内の住所の載っていたページ
http://www.michaeljfox.org/help_makeADonation.cfm

ご確認ください。
お手紙、無事届くことを祈ってます。

では、Yさん、またお待ちしております。
** miraiho * 2008/07/17 12:04 PM *
初めまして。
“マイケル・J・フォックス”でサイトを検索してたら、此方にアクセスしてしまいました。

マイケルさんは、パーキンソン氏病を患っていたとは、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズを久々に観るまでは知らなかったです。それで私も「ラッキーマン」を購入しました。
同意見で、マイケルさんの本を読んで感動した一人です。

ところで、マイケルさんが設立されたパーキンソン病リサーチ財団の郵送先をご存知でしょうか?
サイトで検索してみても、バラバラでわからなくて困ってるんですが、“マイケル・J・フォックスパーキンソン氏病リサーチ財団”と書いてあれば届くんじゃないかという声もあったんですが、心配で手紙が送れません。
一応、彼のパーキンソン氏病サイト先に載っている住所はわかったんですが・・・
** Y * 2008/07/07 4:20 PM *
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