<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「雨あがる」 | main | 「皇帝ペンギン」 >>
「学園天国」
この映画の日本で紹介されるとき、「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ、あるいは、「ドリヴン」のキップ・パルデューの名がはじめに挙げてあるが、主演はショーン・ウエストである。
そう、「ER将機廚離僖鵐なレジデント、レイ・バーネットである。
「学園天国」では、「ER将機廚里箸と違い、初々しい高校生役。

レイ、いや、ショーン演じるサエない男ライアンは、学校一モテる女子アシュリーとつきあいたくてたまらない。
ジェームズ演じるイケてる男クリスは、ライアンの幼なじみ・マギーを落としたく、クリスはアシュリーのいとこであることから、ライアンと手を組むが、ライアンは高慢なアシュリーに苦戦する。
そして、休日には老人養護施設でボランティアするような、やさしく堅実なマギーは、中身空っぽのクリスにつれない。
クリスは、アシュリーを口説くには、荒っぽくするのがコツだと、ライアンに教える。
ライアンは、マギーにはやさしい言葉をかけなくちゃ、と、まるでシラノ・ド・ベルジュラックのように、クリスに台詞の一語一語を口立てで教えてやる。

この構図は、ちょっと複雑。
ライアンは、最後には自身のマギーへの愛に気づくが、とにかく、色気ムンムンのアシュリーにずっと夢中だった。
話してみると、アシュリーは、およそ女性らしくない粗野な神経の持ち主で、ライアンはゲンナリするのだが、アシュリーの外見に目が眩み、なかなかそれに気づかない。

とてもいい感じの男性が、下品な女性を連れていて、自分とは関係ないことなのに、なんとなくがっかりすることがある。
女性の本質に目の届かない男性は、男性として株が下がるものである(逆のパターンもあるだろうが)。

つまり、一見軽薄なクリスでも、マギーのよさに気づいたのだから、なかなかの男、と考えることもできる。
反対に、ライアンは、ずっと傍にいて、マギーのよさをみとめていないのだから、たいしたことのない男、ともとれる。
(とはいえ、幼ななじみというのは難しい関係で、互いのよさがわかっていても、なかなか距離を縮められないものではある。)

クリスがマギーをモノにしたらすぐに捨てるつもりらしいと知ったライアンは、いてもたってもいられなくなるが、案外、クリスはマギーの虜になるかも、なんて思ってしまった。
だって、マギーは、今までクリスの周りにいた女の子たちとは違う。
でも、それでは、別の映画になってしまうけれど。

映画の後半、プロムの場面で、ダンスフロアがガーッと開き、下にあったプールに人がドボンドボン落ちる映像は、「素晴らしき哉、人生!」へのオマージュか。

学園天国
学園天国
ジェームズ・フランコ
* 09:39 * comments(0) * trackbacks(0) *
スポンサーサイト
* 09:39 * - * - *
 コメント
 コメントする









 この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
 トラックバック